<新古今>がお手本にしたのは、つい100年ほど前までの家づくりです。 年輪を重ね、逞しく育った木の命をありがたく頂戴し、太い柱や丈夫な梁を、匠の技で組み上げられた古民家。 親から子、子から孫へと伝えられていくうちに、想い出が幾重にも積み重なり、家と暮らしへの愛着が深まっていく…。 そんな豊かで、じつは経済的な暮らし方を現代に甦らせてみたい。こうして誕生したのが<新古今>なのです。 懐かしいけど新しい。そんな暮らしを実現するために、わたしたちに可能な限り、かつての家づくりに近い素材を集めてみました。 |
床や壁の色に深みがますに従って、家族の想い出もふえてくる…。 <新古今>で過ごす時間は、ただ過ぎ去るのではなく、幾重にも折り重なり、降り積もっていきます。 あるオーナーは、セカンドライフのステージとして、時がゆっくり過ぎていく、この家を選びました。さて、その日常は? すこしだけ、その様子をご紹介します。 |
天竜檜製の造作扉の向こうは二間続きの和室。涼しげな印象の欄間が、空間を広々と見せてくれます。 | LDKの主役は、100年の時を経た大黒柱。この柱を中心に、家族の様々な想い出が積み重なっていくことでしょう。 | 「お客様をお迎えする空間にはこだわりたい」そんなオーナーのご要望をカタチにした、広々とした玄関ホール。 |
丸窓に障子の直線がモダンな印象を与えます。ご注目いただきたいのは塗り壁の仕上がり。自然素材は職人の技があってこそ活かされます。 | 檜の香りが清々しい浴室。汚れが付きやすい下の部分にはタイルを使用し、風情と使いやすさを両立させました。 | トイレ周りも木とタイルで造作。壁面に塗られた和紙の壁紙「レーベン」が臭いを吸着し、クリーンな環境を保ってくれます。 |