リフォーム概要●外壁ペンキ塗装住所●北海道空知郡南幌町西町工期●10日間程度(足場設置含)工事費用●100万円(足場設置・外壁洗浄・修繕工事等含み)リフォーム内容●外壁サイディング素材へのペンキ塗装 |
『希望設計』からのご提案 |
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●【ペンキ素材】シリコン樹脂・ウレタン樹脂塗料(セラシリコン、セラレタン)使用~耐用年数約10年(塗替え目安年数8年) ※フッ素樹脂塗料だと耐用年数約15年(塗替え目安年数13年)と言われています。 ※アクリル樹脂塗料だと耐用年数約8年(塗替え目安年数6年)と言われています。 ●木部は木専用塗料オイルステン・目止仕様 ●コーキング処理について塗装後3年間は無償アフター処理対応 ●光触媒コーティング(酸化チタン)塗料については実績年数が少なく、高価である為一般的な普及には至っていません。 ●屋根塗装のみの工事金額約\220.000-程度 ※外周塗装メンテナンスとしては屋根と共に外壁サイディングの同時施工を御勧めします。 ●その他、変成シリコンコーキング作業、シャッター部・軒天・破風・屋根板金部、ホームタンク・外灯塗装、サッシ部水切交換、セルフード新規交換、足場外周部二重網メッシュシート使用、高圧洗浄等工事施工へ含みます。 |
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≪上貼りサイディングをしない理由(わけ)≫ |
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話題に多く上ることの一つとして、外壁のリフォームを考えた場合、既存の外壁を残してその上からサイディングを貼ってしまう工事方法と、全ての外壁を接がしてから新たにサイディング工事を行うのはどちらがいいのかという問題についてよく聞かれます。 また、それと比較した場合のペンキ塗装に対する優劣、そして板金をも含めた、塗装材に対する施工後の耐久性や年数などについてです。中でも金属系サイディングは「上貼リフォーム用商品」として訪問販売などにより数多く売られてきました。 その結果商品説明も、後貼工法に対するの良い面のみが強調され、一般施主への情報にはかなりの偏りがあるように思われます。 物には必ず一長一短があります。 外壁商品には素材や工法別による外壁材等が無数に存在しますし、また塗装にしても様々な塗料がありますので、それらを含めてじっくり検討されることがまず大事だと考えます。 正直、絶対的な正解は無いと考えます。 建築そのものにそれぞれの考え方が存在するように工法の一つ一つにもそれぞれの考え方があります。 それを前提とした上で、私個人としては上貼サイディングは御薦めしていません。 実際、この上貼り工法を行う場合の下地となる既存外壁についての安全性への診断 及び判断がとても難しいからです。 リフォーム物件のほとんどは壁内結露や害虫による腐蝕被害や断熱材等の建材の劣化が少なからず考えられ、それらのほとん どが外観では全く判らないからです。 つまり、上から単純に化粧するだけではなく、リフォームを機会に構造にまで及ぶ診断を基にこれから建物をどうするのか、今後のリフォームプラン等をも含めて考慮して工法を選ぶのがベストです。 築 ⒔年になる南幌町「I 様」の場合、外壁リフォームに伴って、雨仕舞点検は勿論、当初、想像もしていなかった腐蝕箇所をも完全修復するなど、建物全般に及 ぶ修繕を行いました。 窯業系サイディングの部分的な腐蝕箇所は同じ仕様の建材で新しく貼替し、「低汚染形セラミック変性アクリルシリコン樹脂塗料」にて仕 上げました。屋根板金塗装や外面木部もペイント塗装を行い、新築同様にリフレッシュされたリフォームとなりました。
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築約13年 外壁サイディングは窯業系12㎜ |
屋根は板金仕上 |
窓サッシは断熱樹脂サッシを使用 ペアガラスは標準仕様 |
窯業系サイディング表面に白化部が見られ、腐食度合の進行がみられる。 |
板金への表面的な腐食はあまり見られない。破風部も同様に大きな腐食はない。 |
下屋と外壁との取り合いについては外壁材への浸水&腐食が見受けられる。 |
外壁材撤去 内部通気層及び下地材の確認 |
換気フード周辺部の補修 |
通気部周辺の確認 |
バルコニー下部 | 下部木材腐食状況 |
腐食に伴い「黒蟻の被害」を確認 部分的に木材を補強修繕にて対応 |
新規壁の色を明るい赤系へ塗装 | 屋根部への塗装も完了 | シャッター面への塗装も完了 |